さようなら、そしてありがとう。

結婚して５年半過ぎを過ごしたアパートと、明日お別れします。

気にいる物件がなくって、さまよい続け津市の端っこにまで行き着き出会ったアパート。

今晩、ひとり最後の感謝を込めたお片付けをしにきて思う事は、初めての実家を離れての生活に対するワクワク感とソワソワ感。

何もかもが初めてで、自分の城を賃貸ながらに持つなんとも言えない嬉しい感情。

どの部屋にベットを置いて寝ようかな？

どの部屋でどんな家具を置いて楽しもうかな？

初めての料理に初めてのお風呂。

まぁ思えば、嫁さんと夫婦になって新しい生活の始まりだったので何もかもが新鮮でした。

そのアパートとの夫婦生活の中で、長女が産まれ、長男が産まれと次々に家族が増え今の形になるまで安心感を与えてくれたアパート。

ただただ感謝しかありませんでした。

ひとつひとつの部屋にいき、ひとつひとつにありがとうと伝えました。

あぁ…ヤバイ…泣けてくるね。。。

これからはアパートの前は通る事が出来るけど、部屋の中は外から覗く事しかできない。

いつか新しい住民が住み、また新しくその部屋は生活をスタートさせる。

ただ言える事は、きっと忘れる事の出来ない生活の思い出が詰まっている事。

そしてそんな帰り道、いつも行っていた近くのコンビニに立ち寄り、いつも気さくに話をしてくれたおばちゃんやバイトさんから まるで送別会の様に沢山のコンビニお祝いの品を貰ってさらに寂しさが込み上げてきました。

沢山の思い出と沢山の出会いを生んでくれたアパート。

本当にありがとうな。

本当に本当に…ありがとう。