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【コラム】🏠 ウッドショック後も住宅価格が上がり続ける理由とは?―今こそ“価値”で考える家づくり

ウッドショックは終わったにも?なぜ家の価格はまだ上がるのか

ウッドショック後も住宅価格が上がり続ける理由とは?建材・人件費・世界情勢など複合的な要因を解説し、後悔しない家づくりの考え方を提案します。


  1. ウッドショック後も住宅価格が上がり続ける理由を徹底解説

  2. 建材価格は“木材だけ”じゃない。ウッドショックの陰で起きていること

  3. ロシア産合板原木の規制が住宅価格の“土台”を押し上げた理由

  4. 世界情勢が住宅価格を上がり続けさせる“静かな要因”

  5. 「住宅価格が高い今は建て時じゃない」は危険な思い込み?

  6. 住宅価格が上がり続けても“損しない家”の選び方とは?



ウッドショック後も住宅価格が上がり続ける理由を徹底解説


「ウッドショック」はすでに終息したはずなのに、住宅価格は今もなお上がり続けています

多くの方が感じているであろうこの疑問。実はその理由は、木材価格のみにとどまらず、資材・人件費・制度・世界情勢の複雑な構造が関係しています。

このコラムでは、ウッドショック後も住宅価格が上がり続ける理由を明快に解説し、「今家を建てるべきか?」という判断材料をお届けします。



建材価格は“木材だけ”じゃない。ウッドショックの陰で起きていること

ウッドショックは一段落し、木材価格そのものは安定しつつあります。しかし、住宅価格は下がるどころか、むしろじわじわと上がり続けているのが現状です。

なぜか?それは木材以外の建築コストが次のように上がっているからです:

要因カテゴリ

内容

資材費

合板、断熱材、鉄、銅、ガラスなどがすべて高騰中

人件費

大工・職人の不足で工賃が上昇。特に熟練工は単価高止まり

輸送費

原油高騰・物流のひっ迫で運搬費がアップ

法制度対応

省エネ基準義務化・構造審査強化による対応コストの増加

性能向上対応

HEAT20 G2〜G3、長期優良住宅仕様などが標準化しコスト増



ロシア産合板原木の規制が住宅価格の“土台”を押し上げた理由


2022年、ロシアは日本を“非友好国”に指定し、丸太・木くず・ベニヤ材の輸出を停止。これにより、日本国内で使われる合板の原料確保が難しくなり、価格が一気に上昇しました。

  • 国産材・代替材への切替で価格競争が激化

  • 合板価格は住宅1棟あたり数万円~十数万円レベルで影響

  • 見た目に現れにくい「下地・構造コスト」が確実に上昇

結果として、ウッドショックが落ち着いた後も、合板価格は戻らず、住宅価格の“基礎”を押し上げているのです。



世界情勢が住宅価格を上がり続けさせる“静かな要因”


木材だけでなく、世界の情勢が間接的に住宅価格を上げ続けている理由にも注目が必要です。

世界的要因

住宅価格への影響

ロシア×ウクライナ戦争

資源価格・エネルギーコストの高騰、合板原料停止

紅海航路封鎖

海上輸送費の上昇、輸入建材・住宅設備の納期遅延

中国経済の鈍化

チャイナ+1で代替材需要が集中し価格上昇

アメリカの利上げ

円安進行 → 輸入建材の価格が上がる

ESG・脱炭素の世界的流れ

環境対応建材の普及 → 標準仕様のコスト増加

これらは一時的ではなく、今後も住宅価格が上がり続ける可能性を示唆する重要な背景です。



「住宅価格が高い今は建て時じゃない」は危険な思い込み?


「住宅価格が上がり続けている今は、建てるべきじゃない」そう考える方も多いかもしれませんが、注意が必要です。

なぜなら――

  • 建材価格は“元に戻る”とは限らない

  • 金利が今後上がれば、借入総額も増える

  • 法改正や義務化(2025年 省エネ基準)で、さらにコストアップの可能性

“待てば安くなる”という期待は、今の情勢では根拠がありません。むしろ「将来の値上げを前提に、今のうちに考える方が合理的」とも言えるのです。



住宅価格が上がり続けても“損しない家”の選び方とは?


これからの家づくりに必要なのは、価格に一喜一憂するのではなく、「価値で見る」という視点です。

  • 高性能住宅 → 光熱費・快適性・健康リスク低減で、長期的に得をする

  • 高耐久構造 → 修繕・メンテコストを抑え、将来の資産性も高まる

  • 信頼できる会社 → 価格の理由をきちんと説明できる姿勢が重要

価格は“情報”であり、その中身に価値があれば建てる意味は十分にあります。



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