【コラム】“正反対”の家づくり──それでも比較される理由ハウスクラフトとラピアスデザイン

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知名度は違っても、比較される機会が増えている

三重県で注文住宅を検討される方の中には、「ハウスクラフト」さんのモデルハウスを訪れた経験がある方が少なくありません。そして実際、ラピアスデザインにご相談いただくお客様の中で、ハウスクラフトと比較しているという方が非常に多いのが現状です。

もちろん、知名度や会社規模の面では、私たちラピアスデザインはまだまだ小さな存在です。けれど、「性能」や「構造の合理性」を大切にしたいと考えたときに、真剣に情報を探された方が辿り着いてくださる──そうしたケースが着実に増えています。

あるお客様はこう話してくださいました。

「ハウスクラフトの営業さんにラピアスデザインも検討してますって言ったら、“またか…”って言ってましたよ（笑）」

その言葉に、少しだけ自信をもらえた気がしました。

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家づくりの思想は、真逆に近い

両社は、家づくりに対して大切にしている価値観が対照的です。

視点	ハウスクラフト	ラピアスデザイン
出発点	デザイン・世界観	性能・構造
訴求軸	感性に響く暮らしの美しさ	数値と論理で裏付ける安心感
美意識	素材と統一感	構造的合理性と経年への耐性
提案の本質	暮らしの演出	暮らしの安心と継続性

ハウスクラフトさんは、自然素材を活かしながら空間全体のデザイン性・統一感ある世界観の構築に秀でた会社です。SNSや写真で一目惚れする方も多く、その魅力はとてもよく理解できます。

ただし私たちラピアスデザインは、構造と性能を“設計の出発点”とするスタンスを一貫して貫いています。例えば──

• 断熱等級6以上（HEAT20 G2）を標準とし、「G2未満では快適な暮らしは難しい」と考える

• C値0.5以下の気密性を全棟で保証（実測平均は0.2前後）

• Normoでは総二階・正方形ルールによる耐震・断熱・コスト最適化設計

• 白蟻・湿気など経年劣化リスクへの基礎レベルでの配慮

こうした設計は、見た目に派手ではありません。でも、“安心して住み続けられる本質”を重視する方には、必ず伝わるものがあると信じています。

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ハウスクラフトも性能を軽視しているわけではない

誤解のないように申し添えると、ハウスクラフトさんも性能をないがしろにしているわけではありません。耐震等級3や制震ダンパー、高性能断熱材、遮熱サッシの導入など、暮らしの安心感を支える技術的な取り組みはしっかりとされています。

そのうえで、ラピアスデザインは、「性能や構造を設計の起点として美しさをつくる」ことに特化しているという点が、選ばれる理由になっているのだと考えています。

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デザインがきっかけ。選ばれる理由は、その先にある

実はラピアスデザインにお問い合わせくださるお客様の中には、最初は「デザインの雰囲気」に惹かれてという方も多くいらっしゃいます。

「なんか落ち着く感じがする」「デザインが好みで」そんな第一印象からご相談をくださることも多いです。

けれども、相談を進めていく中で、皆さまが注目されるのは**見た目の奥にある“設計の理由”**です。

「デザインだけでなく、構造や性能の説明がとても納得できた」「きれいに見えるのは、合理的な設計の積み重ねなんですね」「見た目と中身の両方が整っていることに、安心感を感じた」

美しさは、理由ある設計から生まれる。私たちは、そう信じて設計をしています。

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何を大切にするかで、住まいの選択は変わる

ハウスクラフトとラピアスデザイン。どちらが正しい、ではありません。それぞれが大切にしているものが異なるからこそ、お客様にとっての「自分たちに合った家づくり」が選ばれるのだと思います。

• 空間の雰囲気や暮らしの演出を大切にしたい方には、ハウスクラフトさん。

• 長く安心して暮らせる根拠ある性能や構造を重視したい方には、ラピアスデザイン。

私たちは、見た目や言葉だけで魅せる家ではなく、暮らしの本質に根ざした家づくりをこれからも誠実に続けていきます。

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まとめ：静かに選ばれているという、ひとつの確信

ラピアスデザインは、派手な広告も、有名なブランド力もありません。けれども、見た目だけでなく、暮らしの「中身」に本気で向き合いたい方々から静かに選ばれている。私たちが目指すのは、そんな“静かな信頼”に支えられる家づくりです。