三重県で高気密高断熱住宅がなぜ必要?
- LAPIASDESIGN
- 4月21日
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更新日:3 日前
三重県は主に省エネ基準地域区分は主に5又は6地域(一部7地域)に該当します。ラピアスデザインは三重県を主に施工エリアとしているので、この地域で快適に暮らすために必要な性能を考え提案しています。
地域区分 | 主な該当地域 | 年間平均気温 | 冬の最低気温 | 夏の最高気温 | 年間平均湿度 |
1地域 | 北海道(寒冷地) | 5~7℃ | -20~-10℃ | 25~30℃ | 65~85% |
2地域 | 北海道(やや温暖) | 6~9℃ | -15~-5℃ | 27~32℃ | 60~80% |
3地域 | 東北北部(青森・岩手) | 8~11℃ | -10~-3℃ | 30~35℃ | 60~80% |
4地域 | 東北南部(宮城・新潟) | 10~13℃ | -5~0℃ | 30~35℃ | 65~80% |
5地域 | 関東・東海・関西・中国(名張市・伊賀市など) | 12~16℃ | -3~3℃ | 32~37℃ | 60~75% |
6地域 | 四国・九州北部(津市・四日市市・松阪市など) | 14~18℃ | -2~5℃ | 33~38℃ | 65~80% |
7地域 | 九州南部(鹿児島) | 16~20℃ | 0~8℃ | 34~39℃ | 70~85% |
8地域 | 沖縄・奄美 | 20~25℃ | 5~15℃ | 32~38℃ | 75~90% |
高気密高断熱住宅が必要な理由
➀. 快適な室内環境の維持
高断熱住宅では、外気の影響を受けにくく、室温が安定します。
冬は暖かく、夏は涼しい環境を維持しやすいため、快適に過ごせます。
②. 省エネルギーと光熱費の削減
断熱性能が低い家では、冷暖房のエネルギーが多く必要になります。
高性能住宅なら、少ないエネルギーで室温を維持できるため、光熱費の削減につながります。
③. 結露やカビの防止
室内外の温度差が大きいと、壁や窓に結露が発生しやすくなります。結露はカビやダニの発生原因となり、健康被害のリスクも高まります。高性能住宅なら、壁内結露を防ぎやすく、家の耐久性も向上します。
④. 健康的な生活環境の確保
温度差の少ない環境は、ヒートショックのリスクを軽減し、特に高齢者にとって安全です。
また、カビやダニが減ることで、アレルギーや呼吸器系の健康被害のリスクも低くなります。
⑤. 建物の耐久性向上
結露による木材の腐食やシロアリ被害を防ぐことで、家の寿命を延ばすことができます。
高気密高断熱住宅は、適切な換気と併用することで、長期間にわたって建物の性能を維持できます。
⑥. 環境負荷の低減
高気密高断熱住宅は、CO₂排出量を削減できるため、地球環境にも優しいです。再生可能エネルギーとの相性も良く、ゼロエネルギーハウス(ZEH)などの持続可能な住まいづくりにもつながります。
⑦. 災害時の備え
停電や災害時でも、室温が安定しやすいのが特徴です。
エネルギー供給が途絶えた際にも住みやすい環境を維持できます。
これらの理由から、高気密高断熱住宅は現代の住宅において重要な要素となっています。
特にエネルギーコストの上昇や環境問題が深刻化する中で、今後ますます普及が進むと考えられます。
ラピアスデザインが考える住まいとは
三重県は、冬は比較的温暖な地域も多いですが、夏の暑さと湿気が厳しく、さらに冬でも寒暖差が大きいのが特徴です。そのため、ラピアスデザインは外の影響を受け難くする必要があり高い断熱性能(断熱等級6以上)と気密性能(C値平均0.2)が重要になると考えています。

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