
安全に暮らせる構造
Structure
ラピアスデザインの高耐久な躯体構造
HOUSE GUARD SYSTEM

ハウスガードシステム
ハウスガードシステムとは
ハウスガードシステムは、「緑の柱(加圧注入処理木材)」「基礎貫通部の薬剤処理」「基礎廻りの薬剤処理」「デュラルコート金物」を組み合わせた総合的な高耐久防腐・防蟻処理技術です。これにより、木材の腐朽やシロアリ被害を防ぎ、住宅の耐久性と安全性を向上させます。
ハウスガードシステムの特徴
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緑の柱(加圧注入処理木材):木材内部まで薬剤を浸透させ、高い防腐・防蟻性能を確保
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デュラルコート処理された金物:耐久性・防錆性の高い金物を使用し、構造の安定性を向上
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基礎貫通部の薬剤処理:配管や貫通部に薬剤を施し、シロアリの侵入を防止
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基礎廻りの薬剤処理:地面からのシロアリ被害を防ぐため、玄関ポーチなどに防蟻処理を実施

緑の柱
緑の柱について
木造住宅の耐震性を長期間維持するには、木材が腐らず、シロアリ被害を受けないことが不可欠です。新築時の耐震性能だけでなく、長期的に強度を保つことが大切であり、壁倍率や制震ダンパー以上に重要です。阪神淡路大震災を経て、腐朽やシロアリ対策の重要性が認識されるようになりました。ハウスガードシステムでは、高耐久な「緑の柱」を主要構造部材として採用し、長期間にわたり耐震性を維持できる住まいを実現しています。
●緑の木の特徴と安全性
国産の杉・桧を使用し、高い耐久性を実現
緑の木は、国産の杉や桧に薬剤を加圧注入し、内部まで防腐・防蟻成分を浸透させた高耐久木材です。日本の気候に適した木材を使用し、シロアリ被害や腐朽を長期間防止します。未処理の木材よりも耐久性が高く、長期優良住宅の基準を超える耐久性で建物の寿命を延ばします。

薬剤浸透率
塗布処理は薬剤が表面約1mmまでしか浸透しませんが、加圧注入処理は1cm以上浸透し、木材内部に強力な防蟻・防腐バリアを形成します。そのため、シロアリの侵入を防ぎ、効果が半永久的に持続します。この浸透率と薬剤量の違いが、加圧注入処理の高い耐久性につながっています。


左・加圧注入薬剤の浸透状態:木材の辺材部分まで深く浸透。
右・薬剤を塗布した後の浸透状態:木材の表面部分のみ浅く浸透
被害比較

加圧シロアリの選択性試験
主要な木材とマイトレックACQ処理材をシロアリの巣に2週間設置した結果、緑の木は全く食害を 受けませんでした。一方、シロアリに強いとされるヒノキでさえ食害が確認され、侵食によるダメージが見られました。

腐食試験