
安全に暮らせる構造
Structure
ラピアスデザインの強固な基礎構造
一体打ちベタ基礎

一体打ちベタ基礎とは
一体だから高強度・高耐久
通常のベタ基礎は「立ち上がり部分」と「底盤部分」を別々に施工しますが、一体打ちベタ基礎はコンクリートを一度に打設する工法です。
一体打ちベタ基礎の特徴
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高い耐震性:継ぎ目がないため、地震時の揺れにも強い
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不同沈下のリスク軽減:均一な強度で建物をしっかり支える
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シロアリ対策:継ぎ目がないことで侵入リスクを低減
ラピアスデザインは、見えない部分の品質にもこだわり、長く安全に暮らせる家を提供します。
二回打ち(通常)基礎との違い
下記の図は、一体打ちと二回打ち(通常)の基礎工法の比較図です。
二回打ちの場合、コンクリートは第一工程と第二工程の2回に分けて流し込みます。コンクリートの特性の一つとして、一度固まったコンクリートの上に新しいコンクリートを流し込んでも、その接合部分は一体化しません。つまり、最初に流したコンクリートの上に鉄筋があることで、つながっている状態になります。
一方、一体打ちの場合は、一度のコンクリート打設でベース部と立ち上がり部分を同時に施工します。そのため、打継ぎがなく、表面の仕上がりが非常にきれいになります。


一体打ちベタ基礎の強度比較
一般的なベタ基礎と一体打ちベタ基礎の強度を比較すると、以下のような違いがあります。



公的機関の報告
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「住宅基礎の設計・施工指針」(国土交通省, 2015年) では、コールドジョイント部分の耐久性低下や水密性の低下が問題として指摘されています。
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日本建築学会の研究でも、「コンクリートの打ち継ぎ部はひび割れが生じやすく、耐震性・耐久性の低下を招く」との報告があります。
シロアリ対策の観点からも、継ぎ目のない基礎のほうが虫の侵入リスクを低減できることが確認されています。
(日本木材保存協会, 2019年)

コーナーハンチ
コーナーハンチとは
コーナーハンチとは、基礎の角部分(コーナー)に補強として厚みを持たせる施工方法です。建物の隅は、地震や荷重の影響を特に受けやすいため、コーナーハンチを設けることで、応力を分散し、基礎の損傷リスクを低減します。

コーナーハンチの特徴
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耐震性アップ:四隅の基礎を厚くすることで、地震の際に応力が集中する角部分を補強し、ひび割れや損傷を防止します。
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不同沈下の抑制:基礎の強度を均一化し、建物全体の沈下や傾きを防ぎます。特に地盤が軟弱な場合でも、安定した基礎を維持できます。
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耐久性の向上:建物の四隅は風圧や振動による影響を受けやすいため、コーナーハンチを設けることで、長期間にわたり基礎の劣化を抑えることができます。
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基礎のひび割れ防止:応力を分散させることで、基礎の角に発生しやすいひび割れを防ぐ効果があります。


高耐久の金物
ラピアスデザインでは、耐震性能と耐久性を向上させるために、基礎と構造部を繋ぐ金物としてもデュラルコート処理を施したフリークランクアンカーやホールダウン金物を採用しています。
デュラルコートHGとは
デュラルコート(DURAR COAT)は、高い防錆性能を持つ特殊コーティングで、金属部品の錆や腐食を防ぎ、長期的に耐久性を維持します。特に、基礎と柱を固定するフリークランクアンカーやホールダウン金物に使用することで、住宅の安全性をより高めることができます。

デュラルコートHGの特徴
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優れた防錆性能:通常の亜鉛メッキと比較して約5〜10倍の防錆効果があり、湿気や雨水の影響を受ける場所でも長期間の耐久性を維持します
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高い耐久性:一般的な金物と異なり、腐食しにくく、強度が低下しにくいため、地震などの衝撃を受けた際も安全性が確保されます。
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メンテナンスコストの低減:錆による劣化が少ないため、長期的に見ても交換や補修の必要が減り、コストを削減できます。
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高い密着性と耐摩耗性:塗膜の密着性が高く、施工時の擦れや摩耗にも強いため、施工後もコーティングの剥がれが少なく、長期間安定した性能を維持します。
デュラルコートHGの強度比較
一般的な金物とデュラルコート処理された金物の強度を比較すると、以下のような違いがあります。
