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【コラム】室内熱中症は“家の性能”で防げる?建てる前に知っておくべき真実 ≪三重 注文住宅≫

室内熱中症は家の性能で防げる

三重で注文住宅を検討するなら、室内熱中症リスクと住宅性能の関係は見逃せません。断熱・気密が命を守る性能になる理由を解説します。


三重 注文住宅の計画者こそ知っておくべき「室内熱中症」という現実


「熱中症は屋外で起こるもの」と思っていませんか?

実際には、熱中症による救急搬送の約4割が自宅など屋内で発生しています(消防庁 2023年統計より)。特に三重県は日射量が多く、夏の高温多湿が長期間続くため、室内でも命に関わる環境が生まれやすい地域です。

屋根や外壁、窓などから入ってくる熱が蓄積され、気密性の低い住宅では冷気が逃げ、冷房をかけても快適にならない──これが「室内熱中症」のリスクです。



断熱と気密が“命を守る性能”になる理由とは?


✅ 高断熱:外気温の影響を遮断する

住宅の断熱性能は、外気温から屋内を守る基本中の基本。性能の指標となるのが「Ua値(外皮平均熱貫流率)」です。

断熱等級

Ua値

特徴

真夏の室温傾向

等級4(旧省エネ基準)

0.87

築20年以上の住宅に多い

室温がすぐ上昇・冷房が効きにくい

等級6(HEAT20 G2相当)

0.46

現代の高性能住宅基準

冷房効率が高く、室温の安定性が高い

等級7(HEAT20 G3相当)

0.26

一部の超高性能住宅

冷房に頼らず快適に過ごせる時間が長い

断熱性能が高い家では、外からの熱の侵入が抑えられるため、エアコンを使わなくても暑くなりにくいという特徴があります。



高気密:冷気を逃さない、暑さも入れない


住宅の気密性能は「C値(相当隙間面積)」で評価されます。気密性が高ければ、冷房の冷気が逃げず、外の熱気も入ってきません。

C値の目安

性能レベル

冷房効率への影響

1.0〜2.0

一般的な建売住宅

冷気が漏れ、冷房が効きにくい

0.5以下

高性能住宅基準

室温を安定的に保ち、冷房効率が高い

0.3以下

高精度な気密測定住宅

全館空調レベルでの効率運用が可能

Lapias Designでは、全棟で気密測定を実施し、C値平均0.2を実現しています。



夏に強い家は「空調に頼らず快適な時間」が長い家


「暑くなったらエアコンを使えばいい」と思うかもしれません。しかし、実際には多くの高齢者や子育て世帯で「エアコンを使わず我慢する」という状況が起こりがちです。

特に高齢者は、

  • 暑さを感じにくい

  • 電気代を気にして冷房を使わない

  • 一人で暮らしていて気づかれにくい

という背景から、室内熱中症で倒れるケースが後を絶ちません。

高性能な断熱・気密住宅であれば、エアコンを使わなくても室温上昇が緩やかで、冷房を少し稼働させるだけで家全体が快適になります。



設備ではなく「構造」で熱中症を防ぐという発想


エアコンは熱中症対策として重要ですが、「エアコンがないと成り立たない家」ではなく、「そもそも暑くなりにくい家」を目指すことが根本的な対策です。

高性能住宅の具体的な利点

  • 外からの熱が入らない(断熱)

  • 冷えた空気が逃げない(気密)

  • すばやく涼しくなり、少ないエネルギーで快適(省エネ)

  • 空調の効きにムラがない(家全体が快適)

これらの特徴によって、冷房に頼りすぎず、熱中症のリスクが減少します。



三重 注文住宅で“熱中症ゼロ”を目指すには、住宅性能で選ぶ


住宅会社や商品を選ぶ際に、つい間取りや外観に目がいきがちです。しかし、本当に大切なのは「家の中の温熱環境」です。

注文住宅でチェックしたい性能項目:

性能項目

推奨値・目安

Ua値(断熱性能)

0.46以下(等級6以上)

C値(気密性能)

0.5以下(できれば0.3以下)

気密測定の有無

全棟測定実施が望ましい

断熱材・窓の仕様

高性能グラスウール、Low-E複層ガラスなど

設計段階でこれらを確認しておくことで、「冷房をかけても暑い家」からは脱却できます。



Lapias Designが目指す“熱中症にならない家づくり”


私たちLapias Designでは、家族の健康と命を守る家づくりを軸に、以下の性能を標準化しています。

  • HEAT20 G2〜G2.5相当の断熱性能(Ua値0.46〜0.3)

  • C値0.2〜0.3を実現する高気密施工(全棟実測)

  • エアコン1台で快適空間を実現する空調設計

  • 子育て世代・高齢者世帯でも安心して暮らせる温熱環境

「エアコンがなくても、すぐには暑くならない家」。それが、Lapias Designの考える“これからの家”です。



まとめ|室内熱中症は「家の性能」で防げる時代へ


三重での注文住宅計画において、室内熱中症は現実に起こるリスクであり、それを防ぐ手段が“家の性能”です。

見た目や価格だけでは判断できない、命を守る機能としての断熱・気密性能。夏の暑さを体感している今こそ、その重要性に気づく絶好のタイミングです。

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