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【コラム】老後こそ、性能がいい家に住むべき理由<高性能住宅 老後 断熱 気密 室内熱中症>

老後こそ、性能がいい家に住むべき理由

高齢者の命と健康を守る家とは?断熱・気密・換気性能で室内熱中症やヒートショックを防ぐ“高性能住宅”の必要性をエビデンス付きで徹底解説。


老後に必要なのは「高性能住宅」──断熱・気密で室内熱中症から命を守る


「年をとったら、のんびり小さな家で…」多くの人がそう語りますが、家の性能についてまで考えが及ぶ人は少数派です。

しかし実際には、老後の暮らしこそ“家の性能”が命と健康を大きく左右するのです。

断熱・気密が不十分な家では、

  • 冬は脱衣室や浴室でヒートショック

  • 夏はエアコンを使っていても室内熱中症

  • 室温ムラによる血圧変動、睡眠障害、呼吸器トラブル

など、体力や感覚の落ちる高齢者にとって致命的なリスクが日常的に潜んでいます。



国も認めた「暖かい家は健康にいい」という科学的事実


住宅性能と健康の関係は、もはや“感覚”ではなくエビデンスのある常識になっています。

▶ 国交省「スマートウェルネス住宅等推進調査事業」の知見

この大規模調査では、全国の家庭を対象に断熱改修前後の健康状態を追跡。その結果、以下のような効果が確認されています:

効果

改善率

足元の冷え改善

約85%が実感

血圧の平均低下

高齢者で最大5.8mmHg

睡眠の質向上

約50%が「よくなった」と回答

咳・痰などの呼吸器症状

明確な減少傾向

📘 出典:国交省スマートウェルネス住宅等推進調査事業(2018)

これらの結果は、「断熱性能の改善=医療・介護コストの削減につながる」ことを強く示唆しています。



エアコンをつけていても、室内熱中症になる現実


「うちはエアコンがあるから大丈夫」——そう思っている方にこそ、知ってほしい事実があります。

▶ 環境省の報告書より

✅ 熱中症による死亡の約4割は“屋内(自宅)”で発生✅ 高齢者がその多くを占め、単身世帯や節電志向が要因に✅ エアコン使用中の室内熱中症事例も多数報告

なぜ起こるのか?それは家の性能が足りないからです。

  • 気密性が低い → 冷気が逃げる

  • 断熱が弱い → 屋根や壁から熱が侵入

  • 部屋ごとの温度ムラ → 寝室・廊下・脱衣所が危険ゾーン

つまり、エアコンの“効き”ではなく、“効く家”であるかどうかがカギなのです。



老後の住まいは、断熱・気密・換気で健康を支える医療インフラに


高性能住宅とは、単に「快適な家」ではありません。それは医療的な効果を持つ“住宅インフラ”とも言える存在です。


✅ 高断熱:Ua値0.46以下(HEAT20 G2相当)

  • 冬の寒さ、夏の熱気を遮断

  • 温度差を2℃以内に抑え、血圧安定

  • 床まで暖かく、冷房も効きやすい


✅ 高気密:C値0.5以下(LAPIAS DESIGNでは0.3以下)

  • 冷暖房効率を高め、光熱費を削減

  • 外気の影響を最小限に

  • 隙間風や不快な音の侵入を防ぐ


✅ 熱交換型第一種換気:熱交換率90%以上

  • 外気を取り入れつつ、室温は逃さない

  • PM2.5・花粉・ウイルスをフィルター除去

  • 呼吸器疾患リスクを軽減、空気も“飲み物レベル”の清浄さへ



医学研究から見た「性能のある家=長生きできる家」

近畿大学 岩前篤教授の研究では、以下のようなデータが発表されています:

指標

非断熱住宅

高断熱住宅

高血圧の割合

約40%

約20%以下

睡眠障害

27%多い

改善傾向あり

アレルギー症状

2倍近く多い

半減以下

📘 出典:日本建築学会「住宅と健康に関する研究」(岩前篤 他)

つまり、暖かい・涼しい家=健康寿命が延びる家であることは、科学的にも裏づけられています。



住み替えない、リフォームもいらない。それが“最後の家”の理想


老後の住まいは「建て替えず、住み替えず、そのまま一生住めること」が理想です。

そのためには最初から:

  • 耐震等級3

  • 劣化対策等級3

  • 維持管理等級3

  • 長期優良住宅認定

  • バリアフリー対応(段差・引戸・手すり等)

こうした構造性能と設計配慮が備わった高性能住宅こそ、真の“終の住処”になるのです。



まとめ|老後にこそ、家の性能が“命を守る壁”になる


若い頃は気にならなかった“ちょっとした寒さ”や“暑さ”。老後にはそれが体調不良・入院・命の危険につながることがあります。

しかし──それらの多くは、「家の性能」が解決できます。

  • ヒートショックを防ぐ断熱性

  • 室内熱中症を防ぐ気密性と空気循環

  • 医療費を減らす住環境

  • 災害にも強く、一生安心して住める構造

今選ぶ家が、将来の自分と家族の命を守るかもしれない。LAPIAS DESIGNでは、“住宅の性能が、暮らしの医療インフラになる”という考えのもと、高齢期に備えた家づくりを大切にしています。

≪高性能住宅 老後 断熱 気密 室内熱中症≫

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