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【コラム】引き算の美学で叶えるシンプルデザインの注文住宅 〜家具が入る前は寂しいくらいがちょうどいい〜

引き算の美学。暮らしに寄り添うシンプルデザインの価値

家具が入る前は寂しいくらいがちょうどいい。引き算の美学でつくるシンプルデザインの注文住宅を解説。


注文住宅を考えるとき、便利さや豪華さを詰め込む「足し算」に魅力を感じる方は多いでしょう。しかし、本当に暮らしに寄り添い、長く愛せる家をつくるなら、「引き算の美学」を大切にしたシンプルデザインこそが理想的です。家具が入る前は少し寂しいくらいの空間の方が、住みはじめた後に暮らしに調和し、豊かさを実感できます。今回は、引き算の美学でつくるシンプルデザインの注文住宅について、具体例を交えて詳しくお伝えします。



なぜ「引き算の美学」が注文住宅で重要なのか


足し算の落とし穴

便利な設備や収納をとにかく増やしたり、装飾を重ねすぎたりすると

  • メンテナンスの手間

  • 掃除の負担

  • ランニングコストといったマイナス要素を増やしてしまいます。


暮らしを引き立てる余白

一方で引き算の美学を取り入れたシンプルデザインは、「暮らしそのもの」を引き立てる力があります。余白があるからこそ家具や小物が映え、住む人の個性が活かされます。家具が入る前に「少し寂しい」と感じるくらいの空間は、住み手の暮らしで完成する、余白ある設計といえるのです。



引き算のシンプルデザインで考える注文住宅の設計ポイント


動線をシンプルに整える

家事や生活のルートが複雑になると暮らしにストレスがかかります。「できるだけ短く、迷わない」動線設計が引き算の基本。具体的には

  • 洗濯動線

  • 収納動線

  • 買い物後のキッチンまでのルートなどを最短にまとめることです。


素材を厳選して統一する

素材を選びすぎると統一感が失われます。無垢材や塗り壁など、自然素材を中心にしたシンプルデザインで「素材の良さを楽しむ」ことが引き算の美学のひとつ。


間取りに余白を残す

詰め込みすぎない間取りは、将来の変化にも柔軟に対応できます。子どもの成長、老後の生活など、住む人の未来まで見据えた「余白のある間取り」が暮らしを支えます。



家具で完成する家。だからこそ「寂しさ」が大事


注文住宅を設計する際、完成した瞬間をゴールに考えてしまう人もいますが、本当の完成は家具や暮らしが入ったあと。家具が入る前に「寂しい」と思えるくらいの空間は、住む人の暮らしによって彩られ、個性を引き立てます。

逆に最初から造作や設備で埋め尽くされた家は、住む人の自由度が奪われてしまいます。引き算の美学で設計された家は、家具やインテリアを受け止める「舞台」としての役割を果たすのです。



引き算の美学 シンプルデザインの注文住宅で失敗しないための心得


暮らしのシーンを具体的にイメージする

優先順位を家族で共有する

不要な要素を勇気を持って削る

住んでから仕上げる余白を意識する

この4つの心得があれば、後悔の少ないシンプルデザインの家が実現できます。



【まとめ】


引き算の美学は決して「手抜き」ではありません。むしろ暮らしをより深く考え、住む人に合わせて余白を残す高度な設計力です。家具が入る前に「少し寂しい」と思えるくらいの空間でこそ、家族の暮らしは本当の完成を迎えます。注文住宅を検討する際は、ぜひ引き算の視点を大切にしてください。

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