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【コラム】注文住宅 通気が家の寿命を左右する ― 三重で長持ちする家を建てるために

  • 執筆者の写真: LAPIASDESIGN
    LAPIASDESIGN
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  • 読了時間: 5分
通気を考えた住宅デザイン

注文住宅 通気は家の寿命を決めるカギ。木造住宅こそ湿気対策が重要。三重の気候で長持ちする家を実現するLapias Designの工夫とは?




なぜ木造住宅に通気が必要なのか


日本の木造住宅は湿気に弱く、欧米の住宅より寿命が短いと言われます。特に三重県のように高温多湿な地域では、壁内結露・カビ・腐朽・シロアリ被害が進みやすく、構造材の劣化が早く進んでしまいます。

その対策として欠かせないのが「通気」です。通気とは、壁や屋根の内部に空気の流れをつくり、湿気を逃がす仕組みのこと。断熱や気密と同じく、木造住宅を長持ちさせるための必須条件です。



注文住宅 通気でよくある失敗例


多くの工務店は「通気工法を採用しています」と説明します。しかし、実際の現場を見ると、入口はあるが出口がないというケースが非常に多いのです。

よくある施工上の落とし穴

  • 壁通気の入口はあるが出口がない 下部から空気が入っても、屋根や外壁上部に出口がなく湿気が滞留。

  • 下屋部分の空気が行き止まり 一階の下屋から空気が入っても、二階外壁との取り合いで出口がなく湿気がこもる。

  • 軒ゼロデザインで通気が途切れる デザイン優先で軒をなくすと、屋根先で通気経路が失われる。

図面上では「理論的に通気がある」と説明できても、実際には空気が流れていない家が数多く存在するのです。

一般的な通気の考え

よく考えていないところだと、こんな感じで「外壁と基礎の間から入って反対側の外壁と基礎の間から出る」と考えているところもあります。

しかし、実際は夏場に通気を通る空気は段々と暖められるので温度があがると上昇することから暖められた空気が下降することは考えにくいです。なので建物の上の方は湿気で大変なことになっていることが想像できます。


Lapias Designが実践する“本物の通気”


Lapias Designでは、通気を単なる理論や図面上の仕組みではなく、現場で確実に空気が流れる仕組みとして徹底的に設計しています。


野地板の先で通気を確保

軒ゼロデザインであっても、屋根先端で通気経路を確保します。

  • 壁通気の出口を確実に設置

  • 屋根通気を水上(水の上がり方向)・水下(水の流れ落ちる方向)の両方で確保

これにより、屋根と壁の両方で湿気が滞留せず、デザイン性と耐久性を両立できます。


軒ゼロ軒先通気部材

下屋と二階外壁の取り合い部分で出口を設計

多くの住宅で見落とされる下屋部分。入口はあっても出口がなく、湿気がこもる事例が多くあります。Lapias Designでは、

  • 下屋内部に通気出口を設ける

  • 下屋上の二階壁に通気入口を設ける

この二重の仕組みで、空気の流れを止めずに下屋から二階壁へと湿気を逃がします。


下屋通気部材

現場ごとのディテール設計

標準図面に頼るのではなく、屋根形状や敷地条件ごとに細かく通気ディテールを調整。通気の「入口」と「出口」を必ずセットで設計することで、現場で実際に空気が流れる注文住宅 通気を実現しています。



通気を軽視した木造住宅のリスク


通気が不十分な木造住宅には、大きなリスクが潜んでいます。

  1. 壁内結露による構造劣化 乾燥しない内部で柱や梁が腐朽する。

  2. カビ・ダニの発生 室内環境が悪化し、健康被害にもつながる。

  3. シロアリ被害の拡大 湿気を好むシロアリにとって最適な環境となる。

  4. 修繕コストの増大 30年で大規模修繕が必要となり、総コストが跳ね上がる。

どれほど高断熱・高気密を誇っても、通気を軽視した木造住宅は短命住宅になってしまいます。



三重で注文住宅を建てるなら“通気”を必ず確認


三重県は高温多湿で台風や大雨も多い地域。だからこそ、注文住宅を検討する際は通気の有無を確認することが欠かせません。

注文住宅で確認すべき通気ポイント

  • 入口と出口がセットで設計されているか?

  • 軒ゼロデザインでも通気が機能するか?

  • 下屋部分の出口がきちんと設けられているか?

  • 現場施工で本当に空気が流れる仕組みになっているか?

Lapias Designではこれらをすべてクリアし、「100年住み継げる家」を前提とした注文住宅を通気でも徹底しています。



注文住宅 通気に関するFAQ


Q1. 注文住宅 通気と気密は両立できますか?

A. 可能です。気密は「室内の隙間をなくす」こと、通気は「外皮で湿気を逃がす」こと。両立してこそ長寿命住宅になります。

Q2. 軒ゼロの注文住宅 通気は問題ありませんか?

A. Lapias Designでは野地板先端で通気を確保し、屋根の水上・水下でも流れを作るため、デザインと性能を両立可能です。

Q3. 下屋の通気はどう確保していますか?

A. 下屋内部に通気出口を設け、二階外壁に通気入口を確保。湿気を滞留させず上部へと抜ける仕組みをつくっています。

Q4. 他の工務店との違いは何ですか?

A. 多くは「理論上通気がある」図面を示すだけですが、Lapias Designは現場で空気が確実に流れるディテール設計を徹底しています。



まとめ:通気は“見えない安心”


通気は広告で大きく取り上げられることは少なく、数値化もしづらい性能です。しかし、家の寿命を決定づけるのはまさにこの「見えない部分」。

特に三重のような湿気の多い地域では、通気を軽視した住宅は長持ちしません。Lapias Designは、野地板先端での通気確保、屋根の水上・水下通気、下屋出口と二階壁入口の設計など、現場で機能する通気ディテールを徹底。

これにより、デザイン性・快適性・耐久性を兼ね備えた「100年安心できる木造注文住宅」を実現しています。

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