【コラム】空き家1000万戸時代に、なぜ新築を建てるのか?
- LAPIASDESIGN

- 8月17日
- 読了時間: 3分

空き家1000万戸時代に、なぜ新築を建てるのか。国の考えや建築基準法改正を踏まえ、性能・思想・資産価値を備えたLapiasの答えを解説。
空き家 新築の意味を問う ― 「数が余っている」からこそ見直す視点
日本ではすでに空き家1000万戸を突破し、2040年には3軒に1軒が空き家になると予測されています。「これだけ余っているのに、なぜ新築を建てるのか?」と疑問を抱くのは自然です。しかし、ここで見落としてはならないのは、空き家の多くが性能・耐久性・資産価値に欠けているという事実です。だからこそ「残すに値する家」としての新築が必要になります。
国の考え:空き家 新築は“リフォーム万能論”では解決できない
2025年4月の建築基準法改正で、省エネ基準(断熱等級4)が義務化されました。これは「低性能住宅を新築で増やさない」という国の明確な意思を示しています。
さらに、耐震性能や断熱性能が低い既存住宅は、リフォームで改善しようにも膨大なコストがかかり、効果にも限界があります。国の施策は「残すに値する住宅は改修」「そうでない住宅は新築へ入れ替え」という二本立て。つまり、なんでもかんでもリフォームすればよいという発想ではなく、残すに値する“空き家 新築”こそ社会的に必要とされているのです。
性能 ― 空き家 新築がもたらす暮らしの安心
既存住宅の多くは断熱・気密性能が不十分で、耐震性能も旧基準にとどまります。Lapias Designの新築は、
断熱等級6以上(HEAT20 G2)
耐震等級3
高耐久基礎+防腐防蟻処理材
通気構法で湿気を逃がす仕組み
これらを標準とし、30年で壊す家ではなく100年住み継ぐ家を実現します。新築にしか担えない「性能の底上げ」が、空き家問題の根本的な解決につながるのです。
思想 ― 「建て替え前提」から「住み継ぐ文化」へ
空き家問題の背景には、「日本の家は30年で使い捨て」という文化が根付いてしまったことがあります。Lapias Designはここに対し、家を社会資産として残す思想を前提に設計しています。
メンテナンス性を考えた床下断熱と通気構法
国産無垢材を用いた高耐久処理
世代を超えて住み継ぐことを前提とした設計思想
これらは単なる仕様ではなく、「空き家を減らす=文化を変える」ための答えです。
資産価値 ― 中古市場で評価される“空き家 新築”
人口減少下では、“売れない中古住宅”がますます増えます。しかし性能を数値で示し(BELS表示、耐震等級3など)、長期優良住宅認定を得られるような家は、中古市場でも選ばれやすくなります。
つまり、Lapias Designの新築は「建てた瞬間から将来の空き家候補」になるのではなく、資産として循環する住宅となります。
Lapias Designの答え
空き家1000万戸時代において、私たちがつくるのは“数を増やすだけの新築”ではありません。性能・思想・資産価値を兼ね備え、未来へ残すに値する空き家 新築こそがLapias Designの答えです。




















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