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今日で40歳になりました 〜幼い夢と、独立8年目のいま思うこと〜

  • 執筆者の写真: d-saka
    d-saka
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

今日、40歳の誕生日を迎えました。いま私は、幼稚園の頃から憧れていた「建築」に携わる仕事をしています。

もともとは、大工さんに強い憧れを持っていました。大きな材料を担ぎ、様々な道具を駆使して建物をつくりあげる姿がとても格好良く見えたのです。

ですが中学の技術の授業で、一人掛けの椅子を作る課題に挑戦したときのこと。完成した椅子はガタガタで、座ると脚が揺れて安定感がまるでありませんでした。「この自分が大工として家を建てたら…」と想像するとゾッとして、そこで大工さんになる夢はあきらめました。

一方で、美術の成績はいつも満点で、自慢できるものでした。小学校6年生のときには卒業式の舞台背景画に選んでもらえたり、ポスターコンクールでも入賞したりと、絵を描くことには小さな誇りがありました。

中学生になると、世の中にどんな仕事があるのかを少しずつ知り、「建築士」という道があることを知りました。建築に関わりたい気持ちは変わらなかったので、自然と建築士を目指す方向に切り替えました。

当時、早朝に放送されていた『渡辺篤史の建もの探訪』を欠かさず観ては、録画して何度も見返すほど夢中でした。さらに幼稚園の頃から祖父と一緒にお城めぐりをしていて、人物を描くのは苦手でしたが、お城の絵は何枚も描いていたのを思い出します。

そんな子ども時代を過ごし、今こうして建築の仕事に就けていることは本当に幸せです。もちろん、仕事としては大変なことも多く、その責任の重さをひしひしと感じています。ただ、好きなことを仕事にしている分、つい時間を忘れて調べたり考えたりしてしまい、周りからは「だいぶこじらせてるね」「もう病気じゃない?」と笑われることもあります。

子どものころからの延長で、趣味がそのまま仕事になったような状態なので、プライベートと仕事の境目があいまいなまま40歳を迎えてしまいました。正直なところ、未だにうまいストレス発散の方法が見つかっていません(笑)。

そして今は、独立して8年目になります。私の性格を知っている人からは「あなたが独立するなんて意外だね」と驚かれることが多いです。自分でも社交的とは言えないタイプだとわかっていますし、リーダーシップを発揮して何かを成し遂げた記憶も、あまりないように思います。

でも、ひょんなことから独立のチャンスをもらい、そこから失敗を重ねながらも少しずつ続けてくることができました。

どんな仕事も同じだと思いますが、今に満足してしまうといずれ淘汰されてしまう。せっかく独立したからには、自分の考えをしっかり持って、理想を追求し続けたいと思っています。

フランチャイズに加盟すれば、もっとスピード感をもって成長できるのかもしれません。けれど、それでは誰かのルールに従い「与えられたものを売る」だけの仕事になってしまう気がします。どうせやるなら、自分が納得できるものをとことん追求して、お客様に自信をもって届けたい。

それが、私がこの仕事を続ける理由であり、これからの自分への決意です。

40歳になった今、あらためて「好きなことを仕事にできている幸せ」と「その責任の重さ」を噛みしめながら、また一歩ずつ進んでいこうと思います。

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