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後悔の少ない 間取りの作り方

ご相談いただくお客様のなかには、他の工務店で『プランニングはしてもらったがあまり気に入らなくて・・・』や『プラン変更を何度もして貰っても満足のいくプランが出なくて・・・』というお話をお聞きします。


これは、お客様と描き手(工務店)側とうまくコミュニケーションが取れていないのだと思います。工務店側の営業手法として「とりあえずプランかきましょうか?」といってお客様を引き込む手段があります。その場合、期待外れな間取りになります。若しくは、マイホームを建てる事に浮かれてしまい欠点に気付かず建ててから後悔してしまいます。

とりあえずプランではなく、きちんと聞き取り(ヒアリング)をしてもらっても満足いかないプランが出る場合は聞き取りがただの『御用聞き』になっている可能性があります。

「リビングは何畳欲しいですか?」「寝室は何畳ですか?」などパズルのピースの大きさを聞いているだけのヒアリングです。確かに大きさは重要なことではありますが、この程度のヒアリングは新人の営業マンでも簡単にできます。一般的に必要な部屋を聞いた後に「何かほかに欲しい部屋はありますか?」と聞けば必要な部屋数と大きさがわかるので、あとはパズルを組み合わせれば完成です。

これが後悔する可能性が高い間取りの作り方です。

このヒアリングのなかには生活が全く見えてきません。

それと、工務店側からの提案もしにくい情報量ですので生活にフィットする間取りが提案できません。




ラピアスデザインのヒアリングは少し手間がかかります。

描き手はお客様がどの様な性格でどの様な生活をしているか、どのようなご家族なのかわかりません。お客様を理解するために「家づくりノート」をお渡ししてご家族で相談しながら書き込んでもらいます。ノートを作ったからプランニングに進むわけではありません。次は、ノートを基にヒアリングをします。掘り下げて掘り下げていろいろお聞きします。

そうする事で、ご家族の性格や生活などが見えてくるようになります。

ノートとヒアリングを基にプランニングです。

この情報を基に建築予定地に行き描き手はお客様になりきって生活を想像しながらプランニングを行います。

この「なりきり」が後悔の少ない間取りを作り出す秘訣であり一番の近道になります。なりきり度合いが大きければ土地を見ただけで間取りデザイン全てが完成します。

あとは、机に向かって詳細を詰めながらプランニングを進めていきます。

お客様に提案するまでに2~3プラン描き直します。そのプランを統合して1プランを完成させて提案を行います。

この手法を行う前は提案したプランが迷走して何度もプラン変更の依頼を受けたことがありますが、この手法を習得したことでプラン変更なしやプランをお客様がみて新たに感じた細かい部分を1~2回程度の変更をするだけで満足いただける間取りが完成しています。



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