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【コラム】四日市で快適に暮らすための住環境とは?|暮らしを左右する地域特性と注文住宅の考え方

更新日:6月6日

四日市で快適に暮らすための住環境とは?

四日市は“多層的な顔”を持つ都市である


四日市市は単なる工業都市ではなく、「生活利便性」「自然環境」「郊外型住宅地」「臨海部の産業集積」など、エリアごとに表情が大きく異なる都市です。

🔹 主なエリアごとの性質:

エリア

特徴                           

近鉄四日市駅周辺

商業・行政・医療施設が集中。交通利便性が高く、都市型マンション・狭小住宅が多い。

富田・羽津・川島エリア

住宅街として人気。小中学校の評判も良く、子育て世代に選ばれるエリア。

山手・桜・下野地区

郊外型の閑静な住宅地。土地が広くとれ、平屋や二世帯住宅の需要も高い。

四日市港~塩浜・石原町周辺

コンビナート・工業団地が密集。価格が安く土地も広いが、風向きや環境への配慮が必要。



工業都市=住みにくい”はもはや過去の話


かつては「四日市ぜんそく」などの公害問題で知られた四日市ですが、現在は工業都市と生活都市のバランスが取れた街へと変貌を遂げています。

📌 公害対策の進化

  • 四日市市は国の「環境モデル都市」として、企業と行政が連携し排ガス・水質管理に厳格な基準を適用。

  • その結果、空気の質・騒音レベルともに住宅地としての水準をクリア。

➡ ただし、海風による臭気や音などが気になるエリア(特に西側・臨海部)は土地選び・住宅設計時に注意が必要。



夏は“蒸し暑さ”×冬は“底冷え”|断熱・気密が必須


三重県(地域区分6)に位置する四日市は、温暖なイメージがあるものの夏は高湿度・冬は冷え込みが強く、体感温度に大きな差が出やすい地域です。

👉 必要とされる性能目安(目指すべき基準):

性能指標

三重県での理想値

備考

Ua値

0.46以下

HEAT20 G2レベル

C値

0.5c㎡/㎡以下

高気密施工が必須

✅ 結露防止・快適性・冷暖房効率を考慮すると、断熱等級6以上・気密測定実施が強く推奨されます。



子育て支援&教育水準が整っている街


  • 市内には小児科・病院・保育施設も多く、子育て環境は県内でも優秀な方。

  • 教育面では四日市高校や南部の進学校に加え、中高一貫や私立へのアクセスも良好

💡 住まい提案の方向性:

  • 子育て世代向け:教育環境+周辺の静かさ+防犯性

  • 親世帯との同居:バリアフリー設計・二世帯分離設計の提案

  • 将来の住み替え視野:可変性のある間取り、建築費の回収性も考慮



土地価格・住宅取得の狙い目エリア


四日市市は市内でも土地価格にかなりの差があり、郊外では坪単価10~15万円台の場所も珍しくありません。住環境とコストのバランスが取りやすいのも魅力。

エリア

坪単価目安(2025年現在)

特徴

中心部(駅近)

25~40万円/坪

利便性高・敷地は狭小傾向

郊外住宅地(羽津など)

10~20万円/坪

間口広・静かな住環境

湾岸部

5~15万円/坪

地盤注意・設計でリスク対策必須




四日市の地域性から見る「暮らしやすさ」と「住環境」のポイント


四日市市は三重県北部に位置し、名古屋圏へのアクセスの良さと自然・都市のバランスが取れた地域です。特に以下のような住環境の特性が、注文住宅を建てる際に大きな影響を与えます。

■ 1. 自然環境:海と山が共存する地形

  • 鈴鹿山脈からの冷たい季節風(鈴鹿おろし)の影響があり、冬場は断熱性と気密性の高い家づくりが必須

  • 潮風による金属腐食のリスクもあるため、外装材の選定にも工夫が必要(例:ガルバリウム鋼板+耐塩害塗装など)。

■ 2. 都市インフラと利便性

  • 四日市駅・近鉄四日市駅周辺は商業施設も充実し利便性が高い反面、住宅密集地となりやすいため採光・通風・防音対策が必要

  • 逆に郊外(川島町、桜地区など)では、自然豊かで土地も広く、平屋や庭付き住宅のニーズが高い傾向があります。

■ 3. 環境と防災

  • 一部地域では地盤が軟弱な場所(埋立地)もあるため、基礎工事の強化や地盤調査は必須

  • 潮位や台風の影響もあり、浸水想定区域の確認や土地の高さを加味した設計が必要です。



四日市の住環境に合わせた注文住宅の考え方


四日市での家づくりでは、「立地ごとの気候特性」「ライフスタイル」「将来性」を踏まえた設計がカギとなります。

■ 断熱・気密性能

  • 鈴鹿おろしなど強風・寒気に対応するためには、Ua値0.46以下、C値0.5以下の高性能住宅を推奨。

  • 光熱費削減と快適性を両立するHEAT20 G2~G2.5レベルの断熱が理想です。

■ プライバシーと日照・通風

  • 住宅密集地では、中庭設計や目隠しフェンス、縦長窓などの工夫で開放感とプライバシーを両立

  • 南向き確保が難しい場合は、吹き抜けやハイサイドライトで明るさを補完

■ 将来を見据えた設計

  • 多世代での同居も増えており、二世帯住宅やフレキシブルな間取りが注目されています。

  • 老後の暮らしを考慮し、段差のない設計や水まわりの動線設計も重要。



まとめ|四日市で“後悔しない家づくり”のために


四日市市は、都市としての利便性と郊外型の住環境のバランスが取れたエリアです。ただし、エリア特性・気候・地盤リスク・性能対策など、見えにくい条件をしっかりと把握しないと、将来的な後悔や無駄な費用が発生しかねません。

✅「快適な暮らし」と「長期的な安心」を両立するためには、地元を熟知し、性能・施工品質に妥協しないパートナー選びが重要です。

四日市 暮らし 住環境

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