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【コラム】高耐久住宅の構法とは?ハウスガード材・基礎・通気性から考える長寿命の家づくり

更新日:7月19日

高耐久住宅の工法とは?

高耐久住宅を実現するには構法選びが鍵。ハウスガード材や高耐久基礎、通気性まで、Lapias Designが実践する長寿命住宅の技術を徹底解説。


なぜ“高耐久住宅”が今、求められているのか?


前回のコラム「住宅の寿命はなぜ日本だけ短いのか?」では、日本の住宅寿命が約30年と短く、建て替えを前提とした社会構造であることを紹介しました。今回はその続編として、本当に“長く住める”家=高耐久住宅をつくるために必要な構法・素材・思想について、Lapias Designの取り組みを詳しくご紹介します。



構法から考える、高耐久住宅の条件とは?


「高耐久住宅」とは、単に“壊れにくい家”ではありません。目に見えない部分――構法の選び方が、その寿命を根本から左右します。

Lapias Designでは、以下の視点から構法を組み立てています:

  • 構造材が腐らない/食われない

  • 基礎が割れない/湿気を防ぐ

  • 壁内が結露しない/換気が機能する

  • 将来の補修・設備交換がしやすい

これらすべてを“構法設計”に落とし込むことで、長寿命住宅が実現します。



構造材の腐朽を防ぐ「ハウスガード材」


住宅の寿命を縮める最大の敵は、“構造内部の腐れとシロアリ被害”です。Lapias Designでは、防腐・防蟻性能に優れたハウスガード材を全棟に使用しています。


✅ ハウスガード材の特徴

  • 緑色の構造材:加圧注入による高濃度処理(JIS基準の約5倍)

  • 木材の芯部まで薬剤が届くため、長期的な防腐効果が持続

  • 公共事業(河川護岸・港湾)にも採用される信頼性

  • 最長20年のシロアリ保証制度あり(条件付き)

🛠 腐らない構造体は、住宅の“骨”を守る絶対条件。ハウスガード材は、構法そのものの耐久性を根本から変えます。


一体打ち+防湿の「高耐久基礎構法」


基礎は、住宅の寿命を支える“土台”そのもの。Lapias Designでは、一体打ちベタ基礎+防湿対策を組み合わせた構法を採用しています。

✅ 高耐久基礎の仕様

項目

内容

工法

一体打ちベタ基礎(スラブ・立上り同時打設)

鉄筋量

D13@200(建築基準法を上回る)

湿気対策

土壌処理+防湿シート敷設

コンクリート強度

24〜27N/㎟

✅ 打ち継ぎのない基礎構法により、クラックや湿気侵入を抑制。これは“基礎の構法”として、長寿命住宅の土台を物理的に守ります。


結露を防ぎ、構造を守る「通気性構法」


高断熱化が進む現代の住宅では、壁内結露による内部腐朽リスクが高まっています。Lapias Designでは、断熱性と通気性の両立を重視した壁体内通気構法+高気密施工を標準で採用。


✅ 通気性を確保する具体的な設計要素

  • 外壁通気層(18mm以上)と水切り部材

  • 軒裏・サッシ周りの通気ディテール

  • トリプルガラス樹脂サッシ(U値0.79W/㎡・K)

  • 熱交換換気(90%以上)の採用

また、C値平均0.2㎠/㎡以下という高気密施工により、壁内に湿気を侵入させず、結露・カビ・腐朽のリスクをゼロに近づけています。



高耐久住宅は「素材選び」と「更新しやすさ」で決まる


構法だけでなく、使う素材の寿命やメンテナンス性も高耐久住宅の重要な構成要素です。

部位

Lapiasの採用素材

特長

外壁

ガルバリウム鋼板or 塗り壁など

紫外線・雨に強く、退色しにくい

屋根

ガルバリウム鋼板

軽量でサビに強く、30年以上持続

開口部

トリプルガラス+樹脂サッシ

気密・断熱性が高く結露しにくい

換気

熱交換型第一種換気

湿度・温度を一定に保つ

さらに、給排水配管の更新性・間取りの可変性・設備交換のしやすさまで設計に含めることで、“暮らしながら長持ちする”家になります。



まとめ|Lapias Designの「高耐久住宅構法」が支える未来


住宅の寿命は、建てた瞬間から逆算されます。「30年で終わる家」ではなく、「100年、家族とともに生き続ける家」へ。そのために私たちは、以下のような構法と素材を選んでいます:

要素

内容

高耐久住宅

長期視点の素材・設計・通気構法を標準化

構法

一体打ちベタ基礎+壁体内通気+C値0.2の高気密

ハウスガード

加圧注入の構造材で内部から寿命を支える

基礎

割れにくく湿気を寄せつけない構造

通気性

結露・カビを防ぐ設計+熱交換換気で湿度管理


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