中学生で水蒸気のことを学んだことを覚えてますか?
これは飽和水蒸気量を表したグラフになります。
縦軸が水蒸気量、横軸が気温です。
空気中に含めることができる水蒸気の量は気温に左右されます。
気温が高いと水蒸気量を多く含めることができ、気温が低いと含めることができる水蒸気量は少なくなります。
室内もこれが原因でカビが発生することになります。
グラフにある曲線はその気温で水蒸気を含めることができる限界を示しています。
この曲線よりはみ出た水蒸気が水滴になります。
室内の温度変化によって空気中に含めることができる水蒸気量が変化します。そうすると押入れやクローゼットなど空気があまり入替らない場所ではカビが発生することがあります。
冬では暖房をつけて、乾燥しないように加湿器などを使って湿度を保ち、夜寝るときに暖房をけします。朝起きると時には寒くて起きることもあるでしょう。そうすると、飽和水蒸気量は室温の低下によって限界に近い量になっていることもあります。
夏でも、外出していて家に帰るとムッと室内がするときありますよね?そこで冷房をつけると、湿度がいっきに上昇します。日本の夏は湿度が高い気候にあり、飽和水蒸気量はいっきに限界に達してしまいます。
カビが発生すると、その胞子が呼吸によって人体に入り込み喘息や免疫力が低下するなどの原因になります。
カビの発生を抑制するには温度、湿度の管理が必要です。
その管理を行うためには断熱や気密をしっかりして、室内の温度変化を少なくする必要があります。
また、換気方式によってもカビが発生するリスクを増大してしまう可能性もあり、断熱や気密と同じようにしっかり換気でき、尚且つ熱交換ができる換気システムを導入することがカビの発生を抑制するとこになります。
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